コンペ出品作品のご紹介です。
中学2年生の花梨ちゃんです。
作品名 「和み」

お茶を習っている彼女は、お茶の世界をシュガーで表現しました。

流派によってお道具の起き方、座り方等色々な決まりごとがあるそうです。
茶道の経験のない私にはさっぱりわかりませんでしたが、彼女はかなりこだわって作っていました。
花梨ちゃんは今回で3回目の出品になります。
制作中、彼女から「こういうものが作りたい。」という強い意志を感じました。
いつもコンペ作品に出品される生徒さんには、今一番自分が興味のあるもの、大好きなものを作品にしてみよう。と言います。
それが家族だったり、ペットだったり、何でもいいのです。
そして彼女はお茶の世界を選びました。
お茶の世界なので華やかさを求めることはできませんが、独特の静寂さを彼女なりに表現してくれたと思います。
今年に入ってからテーマを何にするか等、色々考えてくれていたようです。
いつも作業が他の生徒さんの何倍も丁寧で、作品作りにじっくりと時間をかける花梨ちゃん。
今の世の中は、何事も手早くそこそこ形になれば良い。というスピード重視の風潮がありますが、シュガーの世界は別です。
教室では納得いくまでいくらでも時間をかけて良いよ。
その代わり、大事に丁寧に自分の作りたいものを作ろうね。と話します。
そして花梨ちゃんはクラブ活動や他の習い事ですごく忙しい中、大事な夏休みの貴重な時間を出来る限りシュガーのレッスンにあてて作品を仕上げてくれました。
賞は逃したけれど、2年前よりも、去年よりも作品の完成度は確実にレベルアップしています。
何より真剣に作品作りに取り組んでくれたこと、最後まで頑張って仕上げてくれたことが私は一番嬉しかったです(^^)
そして今年はお母様と一緒に東京のコンペを観に来てくれました。
他の人の作品を生で見るということはとてもいい勉強になります。
作品を仕上げるために、一生懸命デザインを考えたこと、創意工夫しながらパーツを作っていったこと。
上手く出来なくてイライラしたりしたこと。
上手く出来ずにやり直しをしたこと数知れず。
完成するまでにかけた半年以上の努力はきっとこれからシュガーに限らず色々な面で役立つと思います。
頑張ってくれた花梨ちゃん、そしてレッスンの送迎等、たくさんのご協力をいただいたご両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました(^^)